2014/11

1ヶ月近く前から日程を合わせ,10日前から天気を心配し,朝からレンズ選びに悩み,そして着ていく上着の胸にwakaさんからもらったウルトラ警備隊のバッジをつけて,リュックを背に駅に向かうのである。

女(サティ)子ども(犬)は留守番なのである。

待ち合わせ場所は新宿なのにいちばん遠いwakaさんは1時間前に着いて,30分待ってから「着きました」とメールしてくるのである。そしてその頃にはRiくんもカースケも来ていて,初めましての人もいるのに,とっくに集まって「そろそろシエナさんは家を出る頃かな。」とか話しながら待っているのである。だから遅刻しているわけでもないのに,ボクは私鉄の改札からカメラ2台にレンズ4本その他の入ったリュックを背負って走るはめになるのである。

めちゃめちゃかっこいいRiクンのアコードHBに荷物を積んで,みんな乗ってから「…で,どこにしますか?」とRiクンが聞くのである。後部座席でいちおう考えているフリしてるwakaさんとか,マジ,正直場所なんかどこでもいいと顔に書いてあるのである。結局ボクが決めないと行き先が決まらないのである。


家族連れやカップルで賑わう休日の若洲公園に着くと,もろに海風が吹き付ける丘の上で,みんなでひたすらヒコーキを追うのである。ボクは小さい頃,いい年をした大の大人は決して徒党を組んでヒコーキの写真とか撮ったりはしないと思っていたのである。


3時間などあっという間にたってしまい,渋滞する首都高をみんなで家に来るのである。鍋に前夜から仕込んでおいた出汁を張って,特製の鳥しょうがつくねとネギときのこを煮るのである…が,みんな若いつもりでも消化器系の衰えは著しく,サティが作っておいたおにぎりやポテサラで鍋の前に満腹になってしまうのである。

おしゃべりが楽しいと言っても,話題は完全に行き当たりばったり。いくら話しても,結局いつも別れ際には話し損ねた大事な話がいっぱい残っているような気がするのである。

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